２０１４年１０月号 カンパニータンク掲載の為にタージンさんが取材に来られました。
タージンさんも利用者の皆さんと一緒に
「脳トレリズム運動」に参加されました。
利用者の皆さんもタージンさんと一緒ということで、
いつもより張り切っておられたようです。
とても、和やかなひと時になりました。
体験の後、音楽療法士の田渕と対談されました。
聞き上手なタージンさん。
自然と会話も弾みます。
（以下、カンパニータンク10月号より引用）————–
タージン 「音楽リハビリ」のデイサービスを行っているのは
全国に2箇所しかないそうですね。先程私も体験しましたが、
ほんの数分リズムに合わせて身体を動かしただけで汗ばみました。
田渕 タージンさんに参加してもらったのは「脳トレリズム運動」です。
トーンチャイムという楽器を持って身体を動かすのですが、
楽器の重さで体に負荷がかかって可動域が広がっていくのです。
タージン 音楽も現代風のダンス曲というのが楽しいですね。
田渕 「歌いながら上半身と下半身を動かす」という３つの動作を
同時にこなすのは、若い人でも大変ですが、
皆さんで一緒に音楽に合わせて身体を動かすと、不思議と上手に出来るようになるんです。
脳梗塞で片足が麻痺している方もおられますが、身体をリズムに乗せることは可能です。
動かそうと思うことが大事なんですね。
タージン 高度なリハビリを自然に出来るとは、音楽の力は計り知れないですね。
田渕 そして脳トレリズム体操の後は、音楽セッションを行います。
これは大正琴や鉄琴、木琴などを使って皆さんで一音ずつ演奏していくというもの。
楽譜は数字譜なので、譜面が読めなくても参加できます。
最初は苦手だった方が、セッションに参加するうち楽器にはまっていくというケースも。
そうして楽器が生きがいに繋がればと思っているんです。
タージン 毎日が充実しそうですね。
田渕 それと、これは音楽以外の面ですが「超音波付き足湯」を利用して頂けます。
8分ほど浸かれば血液の循環が促され、足の裏はつるつるに。
機能訓練士によるマッサージで筋肉をほぐし、その後は仲間やスタッフと寛ぎながらのティータイム。
心も身体もポッカポカですよ（笑）
タージン 皆さんで一緒に元気になれるのがいいですよね。
田渕 実際、寝つきが良くなったという方は何人もいらっしゃいます。
ご家族の方から「顔色がよくなった」と言われることも多いんですよ。
タージン 確かに、皆さんの表情がとても生き生きしているように感じました。
何より、楽しそうです。
田渕 そうおっしゃって頂けると嬉しいですね。
正直、音楽リハビリに特化したデイサービスは前例が少ないだけに不安もありますが、
これまでご自宅で一人寂しい思いをされていたであろう高齢者の方々に、
音楽の持つ力で元気になって頂きたいのです。
「音楽で心も身体も元気に！」を合言葉にスタッフ一同、今の活動を広めていけたらと思いますね。
和やかな雰囲気で取材して頂きました。
最後に、タージンさんが色紙を書いて下さいました。
心がほっこりする、当施設にぴったりの言葉を
頂きました。デイルームに大切に飾っています。
素敵な記念品となりました。
ありがとうございました。
タージンさんと共に、とても和やかなひと時を過ごすことができました！
